ごあいさつ
ホームページリニューアルにあたり、ご挨拶申し上げます。
昨今のストレス社会の中で、少しでも「こころの疲れ」を癒すことのできる病院環境整備を目指して、当病院は平成22年11月にリニューアルオープンを行いました。これもひとえに地域の皆様、利用者の皆様、関係各位の方々の御支援の賜物であると、心から厚くお礼申し上げます。
ここ五明は、松山市の北東部に位置し、道後温泉街からは車で15分ほど山間部に入ったところになります。鶯友会(おうゆうかい)という法人名にありますように、鶯のさえずりが聞こえてくる自然環境に恵まれた土地柄です。入院患者さまには、ゆったりとした気持ちで療養に専念して頂けると考えております。一方で、道路整備も進み、松山中心部からも比較的短時間でおいで頂けるようになりました。
近年、不眠症やうつ病、社交性不安障害などのストレス性疾患が急増しており、ストレスケアヘの社会的関心は、ますます高まっています。家庭や学校、職場など生活の身近な場面において、メンタルヘルスヘの取り組みは重要性を増しています。特に、国は企業に「新メンタルヘルス指針」を示し、ストレスケアに重点を置くように指導しています。当院では、産業医資格を有する常勤医師を充実させ、企業とも積極的に連携しております。また、産業カウンセラー協会などと提携して、いわゆるEAP(Employee Assistance Program従業員支援プログラム)活動も支援しております。
また、超高齢社会を迎えた我が国において、認知症を始めとする老年期の精神疾患への対応も重要です。今回、認知症に対応可能な病棟を新設するとともに、日本老年精神医学会や日本認知症学会の認定専門医を配置して、高齢者の患者様方にも安心して頂けますよう努めております。
看護師、薬剤師、精神保健福祉士、臨床心理士、作業療法士、管理栄養士などの多職種と協同して、多岐に亘る精神疾患に対応するべく努めて参ります。研修医の臨床研修のほか、多くの職種で、実習生を受け入れております。実習や研修を通じて、当院職員含めて互いのレベルアップに繋げて行こうと考えております。「安心と安全の医療を提供する」という病院理念を掲げ、これまで以上に地域に貢献できる・信頼される病院を、職員一同目指して真摯に精神医療に取り組む所存です。職員一人一人が、専門性を活かして、「こころを癒す」療養のお手伝いをさせて頂きたいと考えております。どうぞ今後とも一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
医学博士
精神保健指定医
日本老年精神医学会専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
認知症サポート医
日本精神神経学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
愛媛大学教育協力者
介護支援専門員
愛媛県産業保健総合支援センター相談員
日本精神科病院協会指導医
平成5年 香川医科大学医学部卒業
愛媛大学大学院医学系研究科博士課程修了
愛媛大学医学部神経精神医学講座 文部教官(助手)
日本老年精神医学会 評議員
日本神経心理学会 評議員
日本高次脳機能障害学会 評議員
日本神経精神医学会 評議員
日本精神神経学会
日本社会精神医学会
患者様、ご家族の皆様方に信頼していただける病院を目指します。
「安心と安全」な医療を提供できるように努め、真摯に精神医療に取り組みます。
患者様、ご家族の皆様方により添い、思いやりのある温かい看護を提供します。
診療科目 |
精神科・心療内科・内科 |
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許可病床数 |
182床 |
看護配置 |
15対1(加算なし) |
看護補助加算 |
50対1 |
臨床研修指定病院 |
日本老年精神医学会専門医制度認定施設 日本認知症学会専門医制度認定教育施設 社)日本精神神経学会精神科専門医制度認定研修施設 |
処方について |
当院では、外来での処方は基本的には30日以内としております。30日超の長期処方を継続される方については日々の体調に変化に注意し、病状の変化や気になる点がございましたら、お早めに当院またはかかりつけの薬局にご相談ください。 |
後発医薬品(ジェネリック医薬品)について |
当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用していますので、ご希望される方は、医師又は薬剤師にご相談ください。 |
『個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書』の発行について |
医療の透明化や患者への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。公費負担医療の受給者で医療費の自己負担がない方についても、令和6年6月1日より明細書を無料で発行することと致しました。なお、明細書には使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されるものですので、その点をご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含めて、明細書の発行を希望されない方は、窓口にてその旨お申し出ください。 |
患者さま相談窓口について |
当院では、患者さまの信頼と医療の質の向上をはかるため、相談窓口を開設しております。ご相談したいことや困ったことがありましたらご利用ください。 |
その他 |
・当院は患者さんの個人情報保護に全力で取り組んでいます。個人情報保護に関する方針を定め、職員及び関係者に周知徹底を図り、これまで以上に個人情報保護に努めます。お気づきの点は、窓口までお気軽にお申し出ください。 ・当院では屋内外を問わず、『病院敷地内全面禁煙』となっておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。 |
施設基準ご案内 |
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医療DX推進体制整備加算 |
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実費に関するご案内 |
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処遇改善計画表 |
昭和49年12月 2日 |
牧病院開設許可 |
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昭和50年 1月 6日 |
牧病院開院 106床 開設者 牧三郎 |
昭和51年 9月 1日 |
30床増床(許可病床136床) |
昭和54年11月 1日 |
医療法人鶯友会牧病院に変更 |
平成 5年 3月 1日 |
50床増床(許可病床186床) |
平成12年 8月 1日 |
訪問看護室設立 |
平成16年 1月 1日 |
管理者変更 院長 牧徳彦 |
平成16年12月 1日 |
作業療法開始 |
平成17年11月 1日 |
精神科デイケア開始(小規模) |
平成18年 4月 1日 |
許可病床変更182床 |
平成19年 8月 1日 |
精神科ショートケア開始(小規模) |
平成22年 7月 1日 |
精神療養病床届出(50床) |
平成22年11月 3日 |
リニューアルオープン |
平成23年 8月 1日 |
理事長 牧徳彦 就任 |
令和 3年11月 1日 |
認知症治療病棟1届出(42床) |
すべてが複雑化する現代だからこそ、 特に精神科・心療内科領域の診療には、 Engel が主張するBio-Psycho-Social (生物· 心理.社会的)な視点が重要だと考えています。 しかし、 昨今では、 これに加え eco-ethical-existential (環境 ·倫理 ·実存的)な視点も、 欠かせないものになってきているようです。
医師 ·看護師· 薬剤師 ·臨床心理士 ·PSW (精神保健福祉士) ·栄養士の密なる連携をもとに、 個人個人の物語に沿った (NarrativeBased) 全人的な診療を提供できますよう心がけたいと思っており ます。 どうぞよろしくお願いいたします。